世間では三連休ということで、実家に帰省していた。その帰省地である田舎では少年サッカーの全道大会が催されていた。義弟が北海道の道北地域の少年サッカー関係者であるため、本来の職務以外の休日も忙しい。妹と結婚前から少年サッカー団を率いていて、結婚披露宴当日にはサッカー少年が大挙しておしかけてきたのである。もう20年も前の話だ。
私の実家は北海道でも寒い地域に入る。札幌などよりも冬の寒さは全く違う。現在は本州方面の真冬に近い気温だろう。既に多くの家庭では朝夕の時期には暖房が使われているのである。道北にある一級河川天塩川の中流域に田舎はあり、そこの河川敷が整備されて公園になっている。その中にサッカー場が整備されている。
この「九十九水郷公園」の敷地は広い。三面あるサッカー場の他に、様々な施設が設置されていて、私の実家からは徒歩で15分程度しか離れていない。ただ、私が郷里にいた頃に公園整備が始まったため、公園全体がどのような形になっているのかは不案内だった。サッカー場はかって木製の大水が出るとよく崩落した「九十九橋」のたもとにあり、公園全体では「離れ」のように見える。
この日の気温は低かった。何しろ風が強い。そのため義弟との挨拶もなく、寒さに負けて会場を立ち去ってしまった。試合そのものに熱くなっている選手、監督、コーチ、選手の親などは別にして、一介の風来坊である観客にはちょいと耐えられなかったのである。もう少し「冬らしい格好」をしていけば、それなりに平然と耐えられていたのだろうが。








